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XC Cube LE201

AOpenのXC Cube LE201を買ってきました。Atom330なLE211を買うつもりだったのだけれど、LE201が1万円程度と安くなっていたのでこちらに転んでしまいました。Atom330と230の性能差は結構あるようですが、実売で7-8千円ほどの価格差があるとなれば230にするのも悪くありません。

まだ仮組みの状態ですがレポートを書いてみます。

LE201(LE211)はmini-ITXなキューブタイプのベアボーンキットです。キューブにしてはやや背が低くコンパクトなつくりになっています。その小型さのわりに3.5インチベイ2つ(うち一つはシャドウベイ)とスリムタイプの光学ドライブ用ベイがある上にロープロファイルのPCI Express x1(x1動作になるがx16カードも可能)スロットとmini PCI Expressスロットを持つことが特徴です。

仕様的に残念な点があるとすればEthernetが10/100BASEまででGbEでないこととビデオ出力がアナログRGBしかないことでしょうか。

ケース自体のつくりは普通だと思いました。特にガタなどもなく、組み立て易さ(難さ)も標準的だと思います。小型さを考えると、組み立て難さがあまりないという意味でよくできているとも言えます。

電源は付属の19V 4.74AのACアダプタから供給します。マザーボード上にACアダプタのコネクタがあります。マザーボードのフロント寄りのところに4ピンのコネクタがあり、HDDなどのドライブへは全てこのコネクタから電源を分配します。付属の電源ケーブルは片側が4ピンコネクタで、そこから分岐してSATAタイプ二つ、FDDタイプ一つ、HDDなどの4ピンタイプ1つに分かれます。FDDタイプの電源コネクタがありますが、マザーボードにFDDコネクタはありません。最後の4ピンコネクタには付属の別ケーブル(SATAパワーケーブル)を繋いで光学ドライブの電源とします。

光学ドライブへのケーブルは電源のほかSATAケーブルが出ています。つまり、装着する光学ドライブはSATAインタフェースのものが必要になります。加えて書くとマザーボード上にはパラレルATA(IDE)コネクタはありませんので、全てのドライブはSerial ATAかUSBで繋ぐ必要があります。

付属のケーブルはこのほかにSATAケーブルが一本あります。これはHDDへの接続に使います。マザーボード上にはSATAコネクタが3つあります。電源ケーブルにSATAが二つとSATAパワーケーブルに繋ぐコネクタが一つあり、マザーボード上のSATAコネクタが三つありますから、SATAデバイスは3台内蔵できるようにはなっています。ただし、3台目のデバイスを内蔵するにはSATAケーブル(20-30cm程度)を別途用意する必要があります。

ネジの類は、HDD装着用に4本、スリム光学ドライブ装着用に小型のものが4本付属されていました。3台目のドライブやカードリーダなどをドライブベイに装着する場合、そのネジはこのキットには含まれていません。

シャドウでないほうの3.5インチベイはケージの向きを90度変えられるようになっていて、シャドウベイとして使う場合は横向きに設定することでケーブルの取回しが楽になるようになっています。

USB周りはリアパネルに4コネクタが出ています。このほかオンボードに4ポート分のコネクタがあります。そのうち2つはフロント寄り右側面のコネクタに繋がっています。フロント正面ではなくて横側になるので本体設置場所の右(ケースに向かって左)に空間がないとアクセスできません。HDオーディオのフロント側ジャック(マイク、ヘッドフォン)も同じくケース右側面にあります。

オンボードのUSBコネクタ残り2つのうち一つは、フロントのベイ内部へ配線されています(通常のAタイプコネクタ)。3.5インチベイにUSBを使うデバイスを内蔵したときに使うということでしょうか。残り一つのオンボードUSBは空いています。

内部構造としては、フロント寄りにドライブベイがあるのでここに各種ドライブやケーブルの取り回しが集中している一方、電源がACアダプタなのでリア寄りマザーボード上はほぼ空き空間になります。ケースは左右サイドがメッシュになっていて上側はふさがっていますので、エアフローとしては左右からの排気・吸気が重要になります。普通のケースだと後ろ側に電源があるので、それが前後の重量バランスをとっていたり、電源ファンがエアフローを作ったりしますがこのケースではそういうのはありません。

内部のファンはノースブリッジ(945GC)に取り付けられた小型のファンが一つだけです。CPUやケースにはファンがありません。内蔵のファンは4cmほどの小型のものでlow noiseと書いてはあります。音はそれほど大きくありませんが、全力で回るとちょっと高音ぎみということもあって静かな場所では耳につきます。ケース左右がメッシュで音が筒抜けるということもあると思います。なるべく回さないで済むような使い方をしたいところです。

LE201の特徴であるPCI Expressカードを装着する場合、ケースに向かって左側のメッシュはほぼカードで塞がれてしまうのでCPUやチップセットなどの放熱を考えるとケースに向かって右側を塞ぐ使い方は避けたいところです。一方で、PCI Expressカードは左側のメッシュから外気へ放熱できるのですが、発熱するカードの場合はケースに向かって左側も塞がない必要があります。ちなみにPCI Expressスロットからケース左までのクリアランスは1cm強くらいはありますので、隣接スロットを塞ぐような大きなファンやヒートシンクでなければ大抵は装着可能だと思います。ただ、そこそこの性能があるカードでファンレスにしようとするとヒートシンクは大きくなりがちですので装着は難しくなりそうです。静音性と性能のどちらかを選択する必要があるでしょう。両方を狙うにはこのケースは小型過ぎるのかもしれません。

PCI Expressカードについて、マニュアルには50Wまでのカードを使えると書いてあります。また、それ以上の消費電力のカードを使う場合は付属の90Wアダプタより容量の大きい19Vアダプタを使うようにとも書いてあります。
実際、90Wの容量で50WをPCI Expressカードが使ってしまってよいのかというのは気になります。容量の大きい、例えば100W以上のACアダプタというのはちょっと入手が難しそうですけれど、手に入れたとしてそれでどこまでオンボードの電源回路(インバータ)が対応できるのかというのも気になります。もし60-70Wくらいのビデオカードを使えるようになるのならRADEON HD4670なカードとかも照準に入ってくるので試してみたいところです。

ケースのフロント側のベゼルは簡単(ワンプッシュ)に取り付け・はずしができるようになっています。ベゼルを取り付けると、ドライブベイのほかは電源スイッチ(青色LEDつき)とHDDアクセスLEDだけが見える状態になります。ケースの後ろ、リアパネルの上のほうに5mm程度の丸穴2つ、1cm強の六角穴1つを開けられるようになっています。TVチューナや無線LANのmini PCIカードを使う際、アンテナコネクタを取り付けたりするときに開けて使うもののようです。

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